旅行をする上で必須のことはなんだろうか?それは自分自身を全く変えてしまうことだ。
その過程が終わった後に、自分が遥かに飛躍している必要がある。
そうするためには何が必要だろうか?
2つはコルビジェと安藤忠雄である。かの二人は建築の巡礼の旅を行い、見事最上位の建築家まで到達した。
さて、私に建築の知見はない。では参考にすべきは誰であろうか?
ゲーテとバイロンである。(あとゲバラを忘れてはいけない。。。。)
特にバイロンはヨーロッパ、地中海を巡礼しており、その後に刊行したチャイルドハロルドの巡礼で社会的な地位を得た。
さて、私が何か書けるかどうかはわからないが、やれることをやってみよう。
ではチャイルドハロルドの巡礼を見ていこう。
目次
英語本文
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Oh, thou, in Hellas deemed of heavenly birth,
Muse, formed or fabled at the minstrel's will!
Since shamed full oft by later lyres on earth,
Mine dares not call thee from thy sacred hill:
Yet there I've wandered by thy vaunted rill;
Yes! sighed o'er Delphi's long-deserted shrine
Where, save that feeble fountain, all is still;
Nor mote my shell awake the weary Nine
To grace so plain a tale—this lowly lay of mine.
ああ、ヘラスで天の生まれとみなされた汝よ
ミューズよ、吟遊詩人の意志で形作られ、あるいは物語にされる!
地上の後代の竪琴によって何度も辱められて以来、
私の魂は汝を聖なる丘から呼び出す勇気はない。
それでも私は汝の自慢の小川のそばをさまよった。
そうだ!デルフィの長い間放置された神殿でため息をついた
そこは、あの弱々しい泉を除いて、すべてが静まり返っている。
私の殻は疲れた九人を目覚めさせず
こんなにも単純な物語、私のこの卑しい歌を飾ることはできない。
ほとんど詩的情緒ばかりで、実際の内容はほとんどない。
Whilome in Albion's isle there dwelt a youth,
Who ne in virtue's ways did take delight;
But spent his days in riot most uncouth,
And vexed with mirth the drowsy ear of Night.
Ah, me! in sooth he was a shameless wight,
Sore given to revel and ungodly glee;
Few earthly things found favour in his sight
Save concubines and carnal companie,
And flaunting wassailers of high and low degree.
アルビオンの島に、ある若者が住んでいた。
彼は、美徳の道に喜びを見出すことはなかったが、
最も無作法な騒ぎに日々を費やし、
夜の眠い耳を陽気に苛立たせていた。
ああ、私! 実際、彼は恥知らずな男で、
騒ぎと不敬虔な歓喜に溺れていた。
妾と肉欲の交わり、
身分の高低を問わず、誇らしげな酒宴の客を除いて、
地上のものにはほとんど好意を持たなかった。III.
Childe Harold was he hight:—but whence his name
And lineage long, it suits me not to say;
Suffice it, that perchance they were of fame,
And had been glorious in another day:
But one sad losel soils a name for aye,
However mighty in the olden time;
Nor all that heralds rake from coffined clay,
Nor florid prose, nor honeyed lines of rhyme,
Can blazon evil deeds, or consecrate a crime.
III.
彼の身長はチャイルド・ハロルドだった。
しかし、彼の名前の由来や家系の長いことは、私には言いたくない。
おそらく、彼らは名声を博し、
かつては栄華を誇っていたのだろう。
しかし、一人の悲しい敗者が、
昔はどんなに強大だったとしても、永遠に名声を汚す。棺桶の土からかき集めたすべての布告者も、
華麗な散文も、甘い韻文も、
悪行を暗示したり、犯罪を聖別したりはできない。IV.
Childe Harold basked him in the noontide sun,
Disporting there like any other fly,
Nor deemed before his little day was done
One blast might chill him into misery.
But long ere scarce a third of his passed by,
Worse than adversity the Childe befell;
He felt the fulness of satiety:
Then loathed he in his native land to dwell,
Which seemed to him more lone than eremite's sad cell.
IV.
チャイルド・ハロルドは真昼の太陽を浴び、
他のハエのように遊び回り、
その短い一日が終わる前に
一撃で凍りついて悲惨な目に遭うとは考えなかった。
しかし、その一日の3分の1も経たないうちに、
チャイルドは逆境よりもひどい目に遭い、
満腹感を味わい、
故郷に住むのが嫌になった。
故郷は隠者の悲しい独房よりも孤独に思えた。V.
For he through Sin's long labyrinth had run,
Nor made atonement when he did amiss,
Had sighed to many, though he loved but one,
And that loved one, alas, could ne'er be his.
Ah, happy she! to 'scape from him whose kiss
Had been pollution unto aught so chaste;
Who soon had left her charms for vulgar bliss,
And spoiled her goodly lands to gild his waste,
Nor calm domestic peace had ever deigned to taste.
V.
彼は罪の長い迷路を駆け抜け、
過ちを犯しても償いをせず、
多くの人にため息をついたが、愛したのはたった一人だけだった。
そして、悲しいことに、その愛した人は自分のものになることは決してなかった。
ああ、彼女は幸せだ!キスがどんなに貞潔な者にとっても汚点となった男から逃れるために。
男はすぐに彼女の魅力を捨てて俗悪な幸福を求め、
彼女の美しい土地を略奪して自分の浪費を金で飾り、
穏やかな家庭の平和を味わうことを一度も望まなかった。
VI.
And now Childe Harold was sore sick at heart,
And from his fellow bacchanals would flee;
'Tis said, at times the sullen tear would start,
But pride congealed the drop within his e'e:
Apart he stalked in joyless reverie,
And from his native land resolved to go,
And visit scorching climes beyond the sea;
With pleasure drugged, he almost longed for woe,
And e'en for change of scene would seek the shades below.
VI.
そして今、チャイルド・ハロルドはひどく心を病み、
酒宴の仲間たちから逃げ出そうとした。
時々、陰気な涙がこぼれると言われているが、
プライドが涙をこらえていた。
彼は喜びのない空想にふけりながら歩き回り、
故郷を離れ、
海の向こうの焼けつくような土地を訪れる決心をした。
快楽に酔いしれ、彼はほとんど悲嘆を切望し、
景色を変えるためにも、下の陰影を求めた。
ここまではなぜハロルドが旅に出たかを語っている。
放蕩にやつれ、そして孤独に絶望し、そして愛に敗れた。
そうして旅に出ることになる。それが次のパラグラフである。
VII.
The Childe departed from his father's hall;
It was a vast and venerable pile;
So old, it seemed only not to fall,
Yet strength was pillared in each massy aisle.
Monastic dome! condemned to uses vile!
Where superstition once had made her den,
Now Paphian girls were known to sing and smile;
And monks might deem their time was come agen,
If ancient tales say true, nor wrong these holy men.
チャイルドは父の館を出発した。
それは大きくて立派な建物だった。
とても古いので、倒れそうにないように見えたが、
それぞれの巨大な通路には力強い柱が立っていた。
修道院のドーム! 下劣な用途に処せられた!
かつて迷信が巣食っていた場所で、
今やパフィアの少女たちが歌い微笑むことで知られている。
そして修道士たちは自分たちの時代が来たと考えるかもしれない。
もし古代の物語が真実で、これらの聖人たちが間違っていないとしたら。
ここでチャイルドが彼の父の館を出ることになる。
VIII.
Yet ofttimes in his maddest mirthful mood,
Strange pangs would flash along Childe Harold's brow,
As if the memory of some deadly feud
Or disappointed passion lurked below:
But this none knew, nor haply cared to know;
For his was not that open, artless soul
That feels relief by bidding sorrow flow;
Nor sought he friend to counsel or condole,
Whate'er this grief mote be, which he could not control.
VIII.
しかし、彼が最も陽気な気分のとき、
奇妙な痛みがチャイルド・ハロルドの額にひらめくことがよくあった。
まるで、致命的な確執の記憶や
失望した情熱が下に潜んでいるかのようだった。
しかし、誰もこのことを知らなかったし、おそらく知ろうとも思わなかった。
彼は、悲しみを流すことで安堵を感じるような、開かれた素朴な魂ではなかったからだ。
彼は、制御できないこの悲しみが何であれ、助言や慰めを友人に求めることもなかった。
このセンテンスは面白い。彼の苦難を描いている。ちょっと見てみよう。
よりセンテンスを精査する
VIII.
Yet ofttimes in his maddest mirthful mood,
maddest mirthful mood,はもっとも陽気な気分というらしい。
Strange pangs would flash along Childe Harold's brow,
As if the memory of some deadly feud
Or disappointed passion lurked below:
このセンテンスではいかなる悲しみが隠されているかが語られている。
Strange pangsは奇妙な痛み。pangs という単語は初めて知った。
Or disappointed passion lurked below:このセンテンスは素晴らしい
disappointed passionこの一見奇妙な形容詞のかかり方だけで彼の情熱がいかに傷つけられているかが伝わる。
lurked belowは下に潜んでいる。である
彼の陽気な表面とは別に、その下にはいかなる悲しみが潜んでいるかがわかる。
But this none knew, nor haply cared to know;
しかし、誰もこのことを知らなかったし、おそらく知ろうとも思わなかった。
For his was not that open, artless soul
That feels relief by bidding sorrow flow;
彼は、悲しみを流すことで安堵を感じるような、
開かれた素朴な魂ではなかったからだ。
この二行はチャイルドの魂の偉大さを教えている。
For his was not that open,彼は悲しみを抱いているが、それをオープンすることはなかった。
そのような開かれた魂は、artless soulであると表現している。
That feels relief by bidding sorrow flow;
つまり悲しみを垂れ流すような芸術のない魂ではないと。
Nor sought he friend to counsel or condole,
Whate'er this grief mote be, which he could not control.
彼は、制御できないこの悲しみが何であれ、助言や慰めを友人に求めることもなかった。
ここでは友人などに悲しを吐露することによって慰みを得るような魂ではないと言っている。
孤独を持ち、悲しみを自らの魂に押し込んでいる。
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