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ヴァチカン美術館見るものリスト

世界最高峰の美術館である、ヴァチカン美術館。イタリア語では複数の美術館扱いになっているように、複合的な美術館となっている。今回は見るべきリストを厳選してみる。

「最後の審判」

最も重要なものは「最後の審判」となる。この絵画を見た際に詩聖ゲーテでさえも、あまりにも素晴らしく、それ以上に言葉がないと言っている。実際にゲーテの感想はそれ以上なく、非常に簡素に終わっている。この絵画を見た後ではラファエロを見たゲーテだが、ラファエロが霞むとさえ言っている。

ラファエロの間

次に重要なのはラファエロの間である。特にアテナイの学堂が最も重要だ。

これに関してはこちらの記事で詳しく書いている。

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ピエタ

三番目に重要なのはピエタだ。これも下記に詳しく書いている。

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ラオコーン

次に重要なのはラオコーンだ。これはミケランジェロに強い影響を与えたように、ギリシャ彫刻の頂点に達している。

キリストの変容

こちらはラファエロの最後の作品と言われているので、その点で重要度が高い。主題であるキリストの変容とは、新約聖書に記述が見られる。イエスがペテロ、ヤコブ、ヨハネとのちに変容の山と名付けられた山に登った際に、山頂で光り輝いたと言われている。そしてモーセ、エリヤが現れ、彼らはイエスと会話を交わし、神なる父がイエスを「子」であると語りかけたとされている。イエスの生涯で最も重要な場面のひとつに数えられており、イエスの持つ奇跡の力を示したものである。

この変容は東方ではたびたび扱われた主題であるが、ラファエロの場合は丈夫に変容のテーマ、下部では憑依された少年のテーマが組み合わされている。

荒野の聖ヒエロニムス

これはレオナルドが製作したということだけで見る価値が高いだろう。作品自体は未完成のものであり、ラファエロ等の色彩豊かな作品に比べれば色彩自体は単調なものとなっている。ヒエロニムスとは初期キリスト教の司祭であり神学者である。ここではシリアの砂漠での彼の隠遁生活が描かれている。

ベルヴェデーレのトルソ

1430年代からローマにあったとされている。紀元前1世紀から紀元後1世紀に作られたコピーだとされている。崩壊されているので主題は何かを特定はできてはいない。ヘラクレスであるか、あるいはアイアスではないかと言われている。しかしコピーであれ崩壊しているので、この像はミケランジェロ等ルネサンスの芸術家に大きな影響を与えた。最後の審判におけるバルトロマイは極めて似ている。

地図のギャラリー

これは最後の審判へと続く回路となっている。長さは120メートルにも及び、40もの地図がびっしりと描かれている。イグナティオがメインのディレクターとなってこれを制作した。

プリマポルタのアウグストゥス

カエサルの後継者であり、正式な初代ローマ皇帝となったアウグステュスの最も有名な彫刻である。保存状態もよく、しかも制作されたのはアウグステュスが存命の時である。これ自体はかつて公共の広場に安置されていたもののコピーであると言われている。

ベルヴェデーレのアポロン

これもコピーとされている。オリジナルはレオラレストというアテナイの著名な彫刻家によって作られた像である。高さは2、24フィートにも及ぶ。モデルはアポロであり、この像は古代ギリシャ彫刻の頂点であると見なされていた。

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