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2人目 100人のプロフェッショナル。

さて、英語圏内の100人の新しい才能をご紹介する。

今回もTIMEからご紹介。

Jonathan Anderson ジョナサンアンダーソン

ファッションデザイナーだ。

初めて知ったが、WIKIも4ヶ国語しか用意されていない。

簡単な経歴

生まれはアイルランド

84年生まれなので自分と同じだ。それに比べて自分は何をやっているんだか。。。

父親はラグビー選手であったようだ。初めは演技を志すも、やがて衣装により関心を抱くようになったという。

キャリアとしてはプラダでVisual merchandisingとして仕事をしたようだ。また初めて聞く用語が出てきた。ビジュアルマーチャンダイジングとは要するに商品店舗を戦略的に取り扱う人のことのようだ。単なるデザインだけを取り扱うディスプレイはVMDに内容方された戦術の一つのようである。よりマーケティングの視野でユーザーの顧客行動や購買までも総合的に取り圧かつ業種のようである。ハイブランドのプラダがこのように考えているのだから、今の時代いかに顧客行動を理解し戦略を立てるか、その重要性が理解できるというものである。

さて、話が逸れたが、この後に2008年には自身のブランドを発表したようだ。24歳頃にはすでに自身のブランドを始めたということである。

その後も賞をいくつか獲得し、安定したキャリアアップを重ねたようだ。2013年にはスペインの高級ブランドである、ロエベのクリチティブ・ディレクターに就任している。

作品

さて、実際に彼のレーベルの作品を見てみよう。

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うーん、まあ普通って感じ。

次にコレクションを見てみよう。いわゆるランウェイというやつで、ここでの奇抜なデザインなどはストリートに合うように後々調整が行われるようだ。

現代アートっぽくて割と好き。

それでも割とおとなしいシックなイメージ。

色使いも抑制されたシンプルなものが基調となっている。

この段階ですでに日常使いができるものも多いようだ。

TIMEの見解

さて、以下がTIMEの記事となる。

Great designers often have a sense of importance that’s too strong—they understand the idea of a garment without understanding the person who will wear it, and they conceive of luxury as strangely separated from the ground. What I love about Jonathan Anderson is that he is grounded, and he has an innate understanding of how fashion and human behavior intertwine. Jonathan is one of the most intelligent, empathetic, and curious people I know, but he also has a wonderful sense of humor, and a capacity not to take himself too seriously.

Costume design in particular takes a great deal of humanity and wisdom, and working with him in the past has helped me better understand the characters whose stories we were telling. His work is always ahead of the curve. What he does at JW Anderson and Loewe is fashion that belongs to us all, now and in the future.



https://time.com/6964616/jonathan-anderson/ 引用

いか和訳

優れたデザイナーは、重要性の意識が強すぎることがよくあります。彼らは、それを着る人を理解せずに衣服のアイデアを理解し、贅沢を奇妙なことに地面から切り離されたものとして考えています。私がジョナサン アンダーソンの好きなところは、彼が地に足が着いていて、ファッションと人間の行動がどのように絡み合っているかを生得的に理解していることです。ジョナサンは、私が知っている中で最も知的で、共感力があり、好奇心旺盛な人物の一人ですが、素晴らしいユーモアのセンスと、自分自身をあまり深刻に考えない能力も持っています。

特に衣装デザインには多大な人間性と知恵が必要であり、過去に彼と一緒に仕事をしたことで、私たちが語るストーリーの登場人物をより深く理解することができました。彼の仕事は常に時代の先を行っています。 JW アンダーソンとロエベで彼が行っていることは、現在も将来も私たち全員に属するファッションです。

なるほど、TIMEがなぜ選出したのかが理解できた。

Great designers often have a sense of importance that’s too strong

ここのセンテンスでは、今までのファッションデザイナーって現実から離れてやりすぎだよねって言っている。

What I love about Jonathan Anderson is that he is grounded, and he has an innate understanding of how fashion and human behavior intertwine.

そしてこのセンテンスでは、ジョナサンはあくまでも人の振る舞いとデザインをうまく融合しているよね、と言っている。つまり日常の身体機能に基づいたファッションを作っているというのだ。

an innate understanding 本来の理解。つまり、要するに原点回帰だよね、ということだろう。

なるほど、それでいて

His work is always ahead of the curve.

彼の仕事は常に時代の先端を言っている。とある。

ahead of the curve. とは時代を先取りした、というイディオムである。

時代を先取りしつつも、私たちは彼のファッションに内包されているようである。

インタビュー

なんと陶芸が出てくるではないか。

TIMEの記事にも彼は好奇心旺盛とあったが、まさに様々なアート領域に彼は興味を見出しているようだ。

ここでは陶芸とファッションのコラボレーションを試みているようだ。

話し方はインテリのそれ。より知的に物事を落とし込もうとしている。常に前傾姿勢で背中を丸めている仕草は、神経質なアーティストの側面も窺わせる。

しかし話し方はクリアであり、時々クローズアップされる目はイケメンのそれ。

様々な振り幅を彼は持っているようだが、アーティストとしてプロジェクトを統括することがメインのようにも思える。

好奇心と創造性

さて、今回はジョナサン・アンダーソンの紹介だった。

TIMEにも2024年に選出されているが、それほどまだ有名とはいえないファッションデザイナーである。

彼は自身のレーベルを持っており、ファッションを奇抜性からより人間本来の機能性に落とし込んでいるようだ。

それでいて陶芸とのアートコラボをするなど、好奇心を持って新しいチャレンジをしている。

彼から学べることは多いようだ。

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